私と近沢レース店 Vol.009「『この人のために書きたい』という気持ちが私のモチベーションになっています。」——劇作家 根本宗子様

みなさま、こんにちは。オンラインショップスタッフのひとみです。

前回公開いたしましたお客様インタビューでは、多くのご反響を頂戴し、ありがとうございました。まだご覧になっていらっしゃらない方は、宜しければご覧くださいませ。

本日は、近沢レース店をご愛顧いただいております劇作家、演出家、小説家としてマルチにご活躍される根本宗子さまとご縁があり、貴重なお時間を頂戴しインタビューさせていただきました。

根本宗子

——いつもご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。改めまして、自己紹介をお願いいたします。

はじめまして。根本 宗子(ねもと しゅうこ)と申します。19歳で劇団『月刊「根本宗子」』を旗揚げし、それから公演の脚本・演出などを手掛けております。

もともとレースが好きでしたので、お話をいただけて嬉しく思っております。

——劇作家になられたきっかけを教えてください。

幼少期はスキーに熱中し、モーグルの里谷多英選手に憧れていました。ですが、中学一年生の時に運動会で転倒してしまい、外傷性大腿骨頭壊死症を患い、何年か車椅子生活を経験しました。いま思い返すと壮絶な期間だったのですが、母がいい意味でそれまでと変わらず普通に接してくれたことにとても感謝しています。

それから紆余曲折ありましたが、松尾スズキさんが手掛ける大人計画の「ニンゲン御破算」という演目に出会いました。そこから松尾さんの演劇にのめり込むのですが、松尾さんの作品の中ではいろいろな人間がいることが普通、という風にマイノリティ側が特別なものとして描かれていなくて、そこにすごく救われました。そこから演劇の世界にのめり込み、高校時代は年間100本以上観劇しました。

本当は役者に興味があったのですが、足のことがあったので、自分で劇作をすれば自分に無理な役は書かないなという気持ちから作家をはじめ、そこから書くことへの興味が増していきました。

根本宗子
「スキーか演劇か選べるとしても、いまは演劇の世界を選ぶと思います」

——舞台をつくりあげるというのは、ものすごく大変な作業なのではないでしょうか。

そうですね。私はなるべく俳優さんに会ってからセリフを書くようにしています。どんな喋り方をするのか、どういうことでテンションが上がるのかなどを知ってから書くことで、物語の中できちんと躍動した人物にすることができています。

携わってくれる俳優、スタッフに、こういう舞台を作りたいと、オーダーしてかたちにしていきます。例えば、先日の『くるみ割り人形外伝』では、子どもたちにも分かりやすい「キャラクター感」が伝わるようにビジュアルにこだわり、大人も子どもも楽しめる舞台を目指しました。

舞台衣裳も毎回細かく打ち