ショールを身に纏い、ワンランクアップした自分へ。普段使いしやすい巻き方や活用方法を紹介
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- 2023.04.13.
普段の日常に、さりげなく、そっと華を添えてくれる“ショール”素材はオールレースや綿などさまざまな種類があり、少し取り入れるだけで上品な女性らしさに。
「ストール」、「スカーフ」との違いや、巻き方、お手入れ方法などをご紹介いたします。
フォーマルなシーンでの定番アイテムですが、ファッションのアクセントとして、ショールを取り入れてみませんか?
ショールの特徴
ショールと言えば、女性が羽織るものと思いがちではないでしょうか。ですが、発祥はインド(カシミール地方)の男性の伝統的な衣装なのです。
18世紀後半にヨーロッパへ伝わり、当時はアクセサリーと防寒用を兼ねてロンドンなどでも流行。その後、パリでも人気が高まり、様々な用途に使われてきました。そして、男性もショールを、ファッションとして取り入れるように。
基本的に、肩にかけ羽織ったり、膝掛けなどにも使用されます。フォーマルな場面で使うことが多いですが、最近ではカジュアルに着こなすことも。さまざまなファッションに取り入れることができるのも魅力的ですよね。
最近は薄手のものから厚手のものまで、いろいろな種類の生地があるので、季節やファッションに合わせてショールを選ぶのも楽しいですね。
ストール、スカーフの違い
ショールと似ているアイテムに、ストールやマフラーがあります。これらはどのような違いがあるのでしょうか?
呼び方は異なるけれど、見た目にあまり違いがなく、どう違うかと聞かれると答えに困ってしまいますよね。また、違いがわからないと、欲しい商品も探しにくいでしょう。
改めて違いを理解して、お気に入りの一点を見つけましょう!
ストールとの違い
まず、ショールとストールは、生地や見た目の違いは、ほとんどありませんが、サイズや、生地の厚みが少しずつ違います。
ストールは、薄手の生地が多いので首に巻いたり、肩掛けとしても使うことができます。素材の種類が多いのも特徴的ですね。
ショールは、ストールよりも大きく厚手の生地のものが多く、どちらかと言えば、フォーマルな場面で使用することが多いです。
スカーフとの違い
スカーフは、薄手の布で作られており、ショールに比べてサイズは小さめです。 主に頭を覆ったり、首に巻いたりして使用されます。デザインが豊富で、形は正方形が多いです。防寒にはあまり適していません。
スカーフは春や秋など、過ごしやすい季節に取り入れることが多い一方、ショールは、オールシーズン使用しやすく、厚手の生地なら防寒具(羽織ったり、膝掛けなど)としても活用可能です。
ショールはどんなシーンに使えるの?
ショールの特徴や、ストール、スカーフとの違いについて紹介しました。実際にショールを身に付けたい!となった時も、いつ使えば良いのか、使ってはいけないタイミングがあるのかどうか、分からない時もありますよね。 ここからは、ショールが使えるシーンについて紹介していきます。
結婚式やパーティー
ショールの定番の活用シーンでもある、結婚式やパーティー。華やかかつ、上品な雰囲気に仕上げたい時に、ショールはぴったりです!暗めの色のドレスや、なにかアクセントで取り入れたいなと思う時に大活躍してくれますよ。
お呼ばれの時のNGマナーもあるので、注意しながら選びましょう。
NGマナーにならないためのポイント
1. 落ち着いた色味を選ぶ。
ドレス同様、白を選ぶのはなるべく避けたほうがいいでしょう。黒に関しては、フォーマルの基本カラーなので、着用しても大丈夫です。
「ベージュ」、「ネイビー」、「シルバー」といった落ち着いた色は、華やかでもあり上品な雰囲気にみせてくれます。
2. 素材に気をつける。
コットンやニットなど、カジュアルすぎて見えてしまう素材は避けましょう。
毛皮に関しては、仏事では避けた方がいいですが、お祝いの席では良しとされています。ただし、お着物の際は、屋内では毛皮のショールは外すのがマナーですので気をつけましょう。
レースなどは、そのような心配もなく、華やかになるのでおすすめです。
3. 柄が目立ちすぎるものは避ける。
キラキラと輝くスパンコールやラメは綺麗ですが、あまりにも大きなスパンコールやギラギラ光るものはNGです。ワンポイントや多少のラメなら大丈夫でしょう。
ただし、二次会やパーティーなどではOK!肌のトーンを上げ、魅力的な印象を与えてくれます。
これらのことには気をつけて、自分に合ったコーディネートを考えましょう。
防寒具として
少し肌寒いと感じる季節になった時に、「何か羽織りたいけど、コートを着るのはまだ早いかも」と思ったことはありませんか?
そんな時に、ちょうど良いアイテムが、ショールです。トップスやアウターの上から羽織ったり、膝掛けにしたり、防寒具としても使えます。
ファッションに取り入れたり、防寒用としても、さまざまなシーンで使うことができる、万能アイテムです。
ショールの巻き方
ショールの巻き方は、さまざまです。定番なものから、少しアレンジを加えた結び方を、ご紹介いたします!ぜひ、試してみてくださいね。
1. 定番の前結び
ショールを肩に羽織り、両端を胸下あたりで結びます。きつく結ぶより、ふんわりと結ぶ方がおすすめです。素材を選ばずに巻ける、定番の巻き方です。
2. 後ろ結び
左右の長さが均等になるように肩に掛けて、両端を脇下から背中に通し、腰の少し上で軽く結びます。前からはドレスが見えて、後ろにもポイントが見える、ボレロ風の結び方です。
3. リボン風結び
ショールの真ん中に好きなシュシュや飾りを通します。この時、胸の中心にシュシュや飾りがくるようにしましょう。
両端を後ろで結ぶと、前から見るとショールが大きなリボンに見える結び方です。
4. 羽織りスタイル
最もかんたんでシンプルなスタイル。首や肩に掛けるだけで、さらっとこなれた雰囲気を出すことができます。上手く結べなかったりした時も、羽織るだけで、印象が変わりますよ。
ショールのお手入れ方法
「どのように洗えば良いの?」、「そもそも家で洗えるの?」、「保管方法はどうすれば良いの?」など、お手入れについて悩まれる方は多いはずです。
ここからは、ショールのお手入れ方法について紹介していきます。
洗濯機や手洗いはせず、保管する場合(振袖などに合わせるショールの時)
湿気を取り除くために、一晩陰干しをします。きつい匂いやタバコなどの匂いが付いている時は、陰干しを少し長くした方が良いでしょう。
目立つ汚れや気になる匂いがない場合は、乾燥剤とともに通気性の良い大きめの箱で保管してください。
レースショールの場合
繊細でデリケートなので、お手入れには充分に注意してください。レースが引っかかりやすいので、ていねいに取り扱うようにしましょう。商品によってお手入れ方法は異なりますので、購入時に確認しておくといいでしょう。
素材によって洗い方や保管方法もさまざまです。必ず、自分のショールの素材などを確認してから、お手入れをしましょう。
当店の商品に関しては、お手入れについて紹介しているページがございますので、そちらもご確認ください。
近沢レース店のショールをご紹介!
アンティークレース柄オールレースショール
「最高に美しいレースをいつでも身に着けていただきたい」という思いから開発されたオールレースショール。
通常はレースのモチーフを繋ぎ合わせて1枚にする総レースのショールが多い中、このショールは端から端まで繋ぎ目なく1枚で仕立て上げられた、非常に質の高い1品となっています。
アンティークレースの世界観までも忠実に表現するため、全て手書きでトレースして図案化された刺繍は、まさに1枚のスクリーンに描かれた絵画そのもの。
近沢レース店のこだわりと技術力を詰め込んだオールレースショール。ぜひ一度、お試しください。
オールレースショール/ポアン・ド・ローズ
19世紀のアンティークレース「ポアン・ド・ローズ」の美しさを、現代の技術で身にまとえる総レースのショールに再現しました。
「アンティークレース柄オールレースショール」同様、端から端まで繋ぎ目なく1枚で仕立て上げ、一つひとつの工程を職人が時間をかけて慎重に折り上げました。作業工程に手間がかかるため、1日で数枚しか作れない、非常に貴重な逸品です。
機械と繊維、そして人の技術を集め、100年以上レースに携わる近沢レース店が心を込めて作る”糸が織りなす芸術”とも言える一枚です。
【LeLaSa(ルラッサ) 】ストール
『ルラッサ』は、宝塚に本社がある”栄レース株式会社”のファクトリーブランド。リバーレースのある暮らしが贅沢でアートに満ちた幸福な日々であるように、というコンセプトで生まれたブランドです。
リバーレースの特徴である「ほつれにくい組織」によって、無縫製が実現。縫い目が肌にあたらず、より柔らかな風合いをお楽しみいただけます。
首まわりにあたる綿は「無撚糸」を使用し、心地よい肌触りに仕上げました。
従来のレースを用いたストールは縫い合わせたものが主流ですが、リバーレースストールはレース部と生地部を同時に織り上げました。
レースの繊細さと、優しさを融合させた「1枚もの」のストールです。
まとめ
それぞれの違いや巻き方等をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
上手に活用して、今よりも更におしゃれを楽しみませんか?ぜひ、自分に合ったお気に入りのショールを見つけてくださいね。