大人気「シーズンタオルハンカチ」の魅力と裏側を徹底解剖！
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- 2022.11.29.
こんにちは。営業の責任者をしております、近澤柳です。
今回は、当店の大人気シーズンタオルハンカチのご紹介をして行こうと思います。
当店のタオルハンカチには、大別すると、シーズンを問わずいつでも店頭に並んでいる「定番タオルハンカチ」と、シーズン限定でそのタイミングにしか入荷しない、「数量限定のタオルハンカチ」がございます。
どちらも、ギフトやご自分用、お買い上げいただいているお客様の年齢もさまざまな方に愛されているハンカチなのですが、シーズンタオルハンカチは限定感と、そのレースのバラエティーから発売と同時に即完売してしまうお品物も多々あり、本当に大人気のお品物でございます。
本日はこのシーズンタオルハンカチの魅力について、お伝えできればと思います。どんな魅力やこだわりがあるのか？
ハンカチができるまでのストーリーや、これまでどのような変化を遂げてきたのか、ご紹介しちゃいます！
シーズンタオルハンカチの魅力とは？
当店のシーズンタオルハンカチの魅力は、たくさんありますが、ひと言でいうと、「楽しさ」と「美しさ」ではないでしょうか？
レース本来が持っている「美しさ」がありながら、バリエーションに富んだレースモチーフで、手にとったあと、もっと近くで見てしまう。そんな「楽しさ」があると考えてます。
例えば、上の写真は、ビールモチーフのハンカチなのですが、ビールはもちろんのこと、「とりあえず」という文字をレースで表現しております。
パッと見たときに、レースの美しさが目に入り、手に取るとビールの模様が可愛らしく、さらによく見ると「とりあえず」って書いてある！という、3段階の楽しさ。これが真骨頂だと思います。
美しさと楽しさのみならず、使い心地の良さも追求しています。表面がベルベットのような光沢のある、今治産の上質なタオル生地を使用し、岡山の縫製工場の職人さんが一点一点丁寧に縫製をし、みなさまのお手元にお届けしております。
昨今、日本の職人さんは激減の一途を辿るのみで、本当に優秀なものづくりの精神が失われつつあります。このハンカチの縫製は実はなかなか他ではできないんですよ。
我々も生産数が年々上がっているので、常に作れる人を探しているのですが、どうも思うように縫製できる方が見つかりません。今でも縫製して下さっている職人さんは片手で数えられるほど。
私は日本が世界に誇れる産業はものづくりとサービス精神だと思っております。この両方が多分に感じられるハンカチこそ、当店のタオルハンカチなのです。
シーズンタオルハンカチのこだわり
ハンカチをコミュニケーションツールに
当店が一番こだわっている部分は、シーズンタオルハンカチが、みなさまのコミュニケーションツールになって欲しい。という思いを込めてお作りしているところです。
店頭で見つけて、お友達や、当店のスタッフと、えっ！？可愛い！しかも◯◯って書いてあるー！と、一盛り上がり。そしてお家に帰って、ご家族と二盛り上がり。
そのハンカチを持ってお出かけをすれば、お友達に、そのハンカチ素敵だし、可愛いね！と三回目の大盛り上がり。このように、シーズンタオルハンカチを持っているだけで、あらゆる会話が生まれるのです。
私がお店に立っている時には、お客様から、こんなエピソードがあったのよ、とハンカチを出して教えていただいたこともあります。
ギフトにも好適品で、レースのモチーフから、大切な方を思い描き、プレゼントしたくなるような感覚にもなります。
あの方は猫を飼ってらっしゃるから、猫のモチーフ。お友達はお花が好きだから、お花モチーフ。など、レースをみて差し上げる方のお顔が重なる。そんなレースなのです。
毎日お使いいただきたいから、メンテナンスも簡単に
レースがついているハンカチって、洗ったあと、お手入れが大変そう。ほとんどの方はそのように思われるのではないでしょうか？
しかし、当店のタオルハンカチは洗濯機でも洗えますし、乾燥機でも乾かせます。そしてそのままアイロンもせずにお使いいただけるのです。
レースはポリエステルで作成しておりますので、洗ってもシワにならずに、ピンっとしております。
タオル生地も周りにレースがついていないものと比較すると、レースがしっかり周りに縫製されているので、よっぽどのことがないと、シワになりません。
毎日お使いになるお品物だからこそ、メンテナンスが簡単であること、これには最大限気を配っております。
シーズンタオルハンカチができるまで
さて、ここまで当店のシーズンタオルハンカチの魅力やこだわりをお伝えしてきました。 みなさま、こんなに素敵なハンカチが、どのようにできるの？とお思いになりますよね？はい、それは企業秘密です。と、言いたいところなのですが、今回は、可能な限り赤裸々にご紹介しちゃいます。普段見ることのできない裏側を公開しますので、ぜひ最後までお読みくださいませ！
ステップ01. アイデア出し
まずは一番の根幹となる、この本当に多種多様なタオルハンカチのデザインアイディアはどのように生まれるのか？
実はこれ、体系的なワークフローが無いのです。このお話しをすると、ほとんどの方がびっくりしますが、恐らく、こういうアイディア出しの会議を行ったり、時間を決めて行うと、面白いアイディアが出てこなくなってしまうかなーと思っております。
当店には、このシーズンタオルハンカチのレースを生み出す専門のデザイナーが一人います。驚くべきことに、このデザイナーがほとんどのシーズンタオルハンカチのアイディアを出してくれています。そのほかに、商品企画チームのデザイナーが2名いて、そのメンバーもアイディアを出しています。
それ以外に、商品企画の会議中や、その他の仕事中にふとしたアイディアを持ち寄って、という場合もありますね。
最近は行ってませんが、以前は社内の販売スタッフや、お客様よりアイディアを募ったこともありますよ。
因みに、上述したほとんど一人で考えているデザイナーのお話しですが、どんな風にアイディアを出しているか？を聞いたところ、小さい頃の想い出がふっと湧き出てきたりするようです。
例えば幼少期に通った道に菜の花が咲いていた光景が蘇ったり、お花の冠を作ったりした情景など。私なんて、お花の想い出などひとつもなく、いたずらしていた記憶しかありませんけど。笑
最近人気沸騰になったおにぎりレースは、テレビで海外の人へのインタビューで、日本で思い出に残った食べ物は？という問いに対し、コンビニのおにぎり、と答えた方がいらしたのをみて、日本と言えばおにぎりだなーと思ってデザインを起こしたようです。
このように突発的に頭の中を駆け巡るのですね。本当に素晴らしいです！
ステップ02. デザイン
さて、ある程度アイディアがまとまってきたら、デザインに入ります。
一番大事なことは、規定のサイズ内でデザインをすること。当店のハンカチで使っているレース、ギュピールレース（刺繍から派生したレース）は幅約2.7cm×高さ約2.9cmの柄のリピートで作られているのですが、その枠に入るようにデザインしなければなりません。
その中にどれだけモチーフを盛り込むか、盛り込みすぎても、良い表現ができない場合があるから、そのバランスが難しい。なるべく単調にならないように、出入りがあるようにする。とデザイナーは言っておりました。
みなさま、当店のタオルハンカチをお持ちの方、ぜひ、ハンカチのレースをご覧になりながらお読みください。
そうなのです、この2.7cmの世界で何をどれだけ表現できるか？これが当店のレースの醍醐味なのです。
モチーフだけではありません。色付きのものは、単調に見えないように配色を工夫する。配色も何色でも使える訳ではなく限られた色数でそのモチーフを最大限引き出せる色を考える。簡単なことではありませんね。
そして、一番デザインをする上で気をつけていることは、「レースがいかに美しく見えるか」とのこと。確かに、最も大切にするべきことですよね！？
因みに、今までで会心の出来のレースは？と質問してみたところ。「シープ」のレースハンカチだそうです。
「羊の背中に番号、不眠症の自分ならではのアイディアだった。結構地味だと思ってたが、リバイバル（リバイバルして欲しいハンカチのアンケートをお客様にお聞きしたところ）に選ばれて、びっくり。」だそうです。笑
本当に人気で、リバイバルで販売したときも大盛況でした。
最後に、どのようにデザインされていくのか？これを見せてもらいましたので、みなさまにもご紹介しますね。
まずは黒でスケッチ。その後、色をつける。もちろんこのデザインは2.7cmの世界です。これをレースメーカーに送り、次のステップへ移行します。
ステップ03. サンプル作成
スケッチができてから、レースメーカーに送ります。その後、「パンチング」といって、針をどの位置にどれだけ刺して刺繍していくかを決める作業が行われ、それを確認し、レースサンプルへと進行していきます。
下の写真はパンチングデザインとサンプル作成をしたレースの写真です。このように何度もレースサンプルのやり取りをします。左から1stサンプルで、一番右が、最終サンプルです。
タオル生地と縫製する際に、しっかりと縫製できるようにレースができ上がっているか？生地に乗った部分が美しく見えるか？洗濯をするものなので、強度がしっかりと出ているか？などをサンプル段階で見極め、修正指示をメーカーに出していきます。どんなに美しく、可愛いレースでも実用性が無いと、始まりませんからね。
このように、レースが決まったら、最後はハンカチとの縫製です。
ハンカチと縫製した後も、レースの色と生地の色があっているか？縫製した時のレースに歪みがないか？これは縫製技術の問題だけでなく、デザイン段階の問題もあります。そのような細かいチェックを幾度も重ね、最終製品となって世に生み出されるのです。
過去に話題になったシーズンタオルハンカチ10選
さて、今までのお話、いかがでしたでしょうか？そろそろ当店のハンカチが欲しくて欲くてたまらなくなっているかと思いますが、最後に過去に話題沸騰で本当に欲しくて欲しくてたまらないけれど、人気すぎて大変だったハンカチ10選をご紹介します。
もしかしたら、復刻版が出るハンカチもあるかもしれませんね！
01. フィッシュ
確かどこかのシェフの方がTwitterで呟いてくださり、大バズり！魚というモチーフが今までにない面白さがあったのでしょうね！
02. おにぎり
これは渾身の力作でした。日本人のおにぎり愛が強くて、改めて日本人であることの喜びを感じましたね。因みに、限定品として、おにぎり弁当のおかずをハンカチ部分に刺繍したハンカチも出したのですが、これも大人気でした！
03. お寿司
個人的に一番好きというか、ツボだったのがこのお寿司ですね。ジャガード生地にもちゃんと文字が表現されていて、これを持ってお寿司屋さんに行きたくなる一品です。
04. 珊瑚
発売から、完売までのスピードが早すぎて、販売していたことを忘れそうなくらいでした。人気が出るに違いない、そんなデザインですよね。
05. 猫に小判
ことわざシリーズ第一弾！この言葉が完璧に表現されたレースは本当に可愛いかったですよね。ことわざシリーズは他にもどんどん出していきたいところです。
06. 茶道
結構なお手前でした。いや、本当に完璧に再現されていて、茶道を嗜む方には最適なハンカチに仕上がったと思います。
07. ビール
これは衝撃的でしたね！このデザインって本当にワクワクさせるものがある、そう感じます。そしてなんと言っても「とりあえず」の文字。ビールをオーダーした時にこの言葉を口にしなかった方はいらっしゃいますかね？笑
08. パンダ
ただただ可愛いです。パンダの人気って凄いのは知ってますけど、レースにした時の愛くるしさがたまりませんよね。動物シリーズはこれからも続けていきたいと思います。
09. アボカド
これがレースに？というお言葉を一番いただいたレースではないでしょうか？アボカド自体の人気も相まって、手にとって会話をされている方が本当に多かったハンカチだと思います。
10. 将棋
This is the No.1。ですね。本当に多くの方からさまざまなメッセージをいただき、再販しても、即完売。面白いですし、表現力が豊かすぎて、感動しましたが正直なところ、女性のお客様が多い当店ではここまでの愛情をいただけるとは思っていませんでした。本当に完成度の高い将棋レースでしたね。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか？
当店の大人気シーズンタオルハンカチがなぜこんなに可愛いのか？どうやって作られているのか？そして、過去にどのようなデザインがあったのか、など、みなさまと一緒に振り返れたかもしれませんね。
もしまだ当店のハンカチに触れたことが無い方は、もう触れたくてうずうずしてしまっているかもしれません！
当店のハンカチをお持ちいただき、大切な方と会話を弾ませていただきたい。タオルハンカチを通じてみなさまの生活に華やかな変化をもたらせることが出来たら良いな。そんな思いでお品物をおつくりしております。
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