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みなさまこんにちは。近澤家の長男です。 今回は、レースから逸れて、私たち食べること大好き家族が平日のお昼や、休日に友人が遊びに来た時に、元町近辺でランチに行くお店のお話です。

本音を申しますと・・・私たちがランチ難民化すると困るので、ご紹介は避けたいところです。 しかしながら、折角元町にお買い物にいらしたなら、美味しいものを召し上がっていただきたい！ということでご紹介いたします。

元町おすすめランチ8選

01. Pizzeria Quo Vadis

まずは、控えめに言っても家族の社員食堂、「Pizzeria Quo Vadis」から。 ナポリピザとイタリア各地の郷土料理のお店です。アットホームな雰囲気でコストパフォーマンス抜群。

ランチは、前菜盛り合わせとピザかパスタをチョイスするコースを頼みます。前菜盛り合わせに入っている、フムスとカポナータはもはや私たちにとって「お袋の味」化しています。 最大の難所は、ピザにするかパスタにするかを決断するところです。お二人以上なら、ピザ、パスタシェア作戦でいきましょう！

ここのトマトソースが絶品！ですので、パスタもピザもまずトマト系から攻めていただきたい。 ランチの一押しは、定番である「サレルノ産トマトのパスタ」です。

派手さはありませんが、滋味深い。フライパンの中で、トマトソースとパスタが良く乳化されているのが想像できます。 イタリアでお料理上手の「マンマ」に振舞われたパスタという感じ。

本日のおすすめパスタも侮れません。手打ちパスタと様々な組み合わせのソースが最高です。優柔不断な方は要注意です。 手打ちパスタの中では、パッパルデッレが好きです。平打ち太麺でソースと良く馴染みます。モチモチです。

因みに、私が今まで食べた限定メニューでNo.1はイワシとウイキョウのパスタです。

もちろん、ピザも美味しい！注文入ってから生地を伸ばし、薪窯でサクッと、モチっと焼き上げます。ナポリのピッザ警察に踏み込まれても、全く問題ないお味です。 クワトロフォルマッジで白ワインをお願いします。

薪窯で焼いたお肉料理もサイコーです。運が良ければ、シェフが釣ったお魚料理もいただけます。 ディナーも見逃せませんね！

Pizzeria Quo Vadis

02. 元町都ずし

少なくとも私たち家族が30年は通っている江戸前寿司です。 空前のお寿司バブルのなか、お値段も雰囲気もホッとする昔ながらの町のお寿司屋さん。

シャリは少し甘めで、握りも大き目。最近主流のすっぱめ、小さめのシャリも良いですが、私は子供のころから刷り込まれた味なので、安心します。

お寿司がファストフードだった江戸時代は、一貫がおにぎりぐらいだったと言われていますので、お米多めが本流だと勝手に思います。 「しゃり小」ならぬ、「しゃり大」でお願いしたく・・・

一方、ガリはすっぱめで、甘めな酢飯とのコントラストが好きです。

ランチは、ちらしと握りがありますが、私はちらし派です。江戸前の仕事がなされたネタを中心に、10種類近くどんぶりに乗せてくれます。 白身魚ゾーンから攻撃開始し、アナゴとか、卵焼きとか、イカゲソとか甘い系を最後に攻めます。

セットでついてくる、あら汁（やけど必至）も美味しい。

お酒を召し上がるなら、飲めない大将に教えてもらった、麦焼酎水割りに生わさびドボンが最高です。 卵焼き、マグロの漬け、ヒラメの昆布締め、かんぴょう、お稲荷さん、煮はまぐりは、ここのが一番好きです。

あと、お土産にもお勧めな太巻きも好きです。頼むと大将が「巻物苦手なんだよなぁ」とぼやきつつ巻いてくれます。

夜は小肌と紫蘇とガリの海苔巻き、貝類などのつまみでクイっといきます。煮凝り、蝦蛄の爪があったら万歳。あとは、大好きな握りをたっぷり。 最後は恒例の大将のぼやきを聞きながら、かんぴょう＆ワサビ巻きで〆ます。大将曰く、「なんばまき」って言うらしい。悪ノリした大将にわさびを大量投入されないようにお気をつけくださいまし。

物知りでお話好きな大将と会話を楽しみながら、イケメン若旦那の寿司職人としては明らかにオーバースペックな筋肉を愛でるオプションあり。 町中華ならぬ、町寿司をお楽しみください。

元町都ずし

03. 萬来亭

上海料理のお店です。人気店で並びますが、回転は早めです。平日のランチメニューは、この値段で良いの？？って感じです。 日替わりの麺類と炒め物系と迷いますので、2人以上でシェアを推奨しております。

向いがここの店の製麺所だけあって、麺自体が美味しい。日替わりランチで白マーボ豆腐あったら注文してください。 日替わりランチ以外なら、上海焼きそばと海鮮焼きそばが名物。ここは、悩むを通り越して頭を抱えます。

私は海鮮焼きそばが好きです。平打ち麺好きだからです。もちもちで歯ごたえ抜群。 麺類、ランチメニュー以外であれば、前菜の乾豆腐の和え物は必須です。上海料理は精進料理系も多く、この前菜は定番。黒酢が有名な地域なので、黒酢を使ったお料理は押さえておきたいですね。

あと、海老の黒コショウ炒めも良いです。カリッと揚げた海老をネギなどとさっと炒めたシンプルだけど、癖になる味。 他にも、沢山お勧めあるので、美人看板娘のお嬢さんに相談してください。はっきり、きっぱりと色々教えてくれますよ。

04. BURGER JO’S 元町店

こちらは、近隣にも何店舗もあるアメリカンハウス系列のお店で、ハンバーガーとチーズケーキ専門店です。 ハンバーガーもチーズケーキも、突然食べたくなりますよね？

ここのは、ビーフパティの挽肉具合が程よく、ジューシーです。バンズも若干甘めなところがお気に入りです！色々な種類がありますが、私はアボカドチーズバーガー頻度が多め。 オニオンがフレッシュかベイクドが選べるのでベイクド。一口食べれば、期待通りの王道のハンバーガー。

「はい、これです！」となります。口元が汚れるのも気にせず、夢中でかぶり付きます。 弟は夢中になりすぎて、ケチャップを白シャツにべったりこぼして、一見すると大惨事な人になってしまったことがあるので、みなさま要注意でございます。

付け合わせのフライドポテトは細めでカリカリなタイプです。ハンバーガーといただくにはこれですよね？２、３本づつお口に運んでいきましょう。 デザートはNYスタイルのチーズケーキ！自分にデザート禁止令を出していても、無類のチーズケーキ好きとしては、我慢ができません。

私は子どものころ、祖母にレアチーズケーキとベイクドチーズケーキどちらにするか問われ、「両方！」と即答するぐらいなので、本来であれば、ホールでいただきたいところです。 いまは大人なので、一切れです。

他にも、ホットドック、サンドウィッチ、タコスなど誘惑多いお店ですので、「今日は（も）チートデイ～」ってことで、しっかりいただきましょう。 休日のブランチに、テイクアウトも多用します。お気に入りのチリソースでいただく、おうちバーガーも醍醐味ですね。

BURGER JO’S 元町店

05. JH Cafe

汐汲坂にあるカフェバーです。店内ハリウッド色濃厚で、マニア垂涎のアイテムが店内に所狭しと飾られており、厳選洋画もかけ流しです。 飾られているアイテムは、スターウォーズものが多く、カーボンフリーズされたハン・ソロさんもいらっしゃいます。羨ましい。

さらに、私の目をくぎ付けにするのは、300（スリーハンドレッド）の剣と盾のプロップです。一番欲しい。

一体全体・・・どのようなコネクションで手に入るのやら。レオニダスのような筋肉を身につけたら、触らせていただくという野望がありますが、チートデイ多すぎなので眺めるだけ。

そんな、ハリウッドコネクションを持ったオーナーが作るランチは、オムライス、カレー、ハンバーグ、ステーキなどなど。 オムライスはフワトロ系でライスの味付けと、ソースが選べます。私は、ケチャップライス＆ケチャップの王道を歩きます。

元町カレーは豚バラが乗ったボリューム満点バージョン、トッピングは生卵でいきましょう！

オーナー渾身のハンバーグは粗びきで肉感たっぷり、そしてデミグラスでこっくり炊いた系。リリース当初、奥様であるママはお味見しすぎて暫くハンバーグ見たくなかったそうです。 それぐらいの開発に力を入れていました。

ステーキもありますよ。赤身肉で歯ごたえしっかり、醤油とニンニクベースのタレが抜群で、白飯にパイルダーオンです。 デフォルトで150ｇ（プロテイン約30ｇ）です。ダブル300ｇ（プロテイン約60ｇ）、ごはん少な目という裏技もありますので、トレーニーさんにも対応です。

さらには、ハンバーグカレー、ハンバーグオムライスというワンパクさん対応のスペシャルメニューもあります。 映画につかりながら、素敵なランチをお過ごしください。

JH Cafe

06. CHICHOS

元町の裏通りにあるダイニングバー。古民家をスタッフさんたちが自らリフォームしたおしゃれな空間。基本、生牡蠣と天使の海老とかで白ワインを飲むお店です（主観です）。 お料理はイタリアンベースで、ランチメニューが豊富。ワンちゃんもOKで、いつも元町女子たちで賑わっています。

まずは、ランチセットの前菜は、メキシカンなポテトサラダ。これで、お腹一杯になるのも悪くないなぁ。スモークテイストのチポトレソースがテーブルに置かれているので、こちらをポテサラに5滴かけます。 チポトレ大好きです。メキシカンを作る時用に、我が家でも常備しています。

ランチセットとは別に、シラスのサラダも別注。セミドライのシラスとドレッシングが良くあいます。生野菜大好き過ぎる弟は、大盛りを1人でペロリの勢い。

メインは、パスタチョイスなら、渡り蟹のトマトクリームパスタ。蟹のうま味が入った濃厚ソースにツルツル系の乾麺パスタの組み合わせで、意外とあっさり。 アツアツで、かなりの打率で上顎をやけどしています。

お料理系なら、チキングリルもお勧め。酸味を残したトマトソースとチーズが鶏モモによく合います。 さらに、トレーニーさんに嬉しいラムレッグのロースト。脂身が少ない赤身で、高たんぱく。カルニチンまで摂取できるので、ありがたい。

お買い物しながら燃焼してください。ランチからディナーまで通しで営業しているので、昼飲み推奨店です。

CHICHOS（Instagram）

07. 春鶯亭 ひら

旧店名は梅林。黒澤明監督のご贔屓だったお店です。夜はコースメニューで驚くほどの品数を出してくれる割烹料理店。 子どものころからの思い出の味です。お店はリニューアルされましたが、「ただいま！」って言いたくなります。

ランチでお勧めなのが、エビフライ定食。ここのエビフライが一番好き！断然好き！本気出せば、20本ぐらいいただけます。 程よい粗さのパン粉をまとった、大きな海老が2本と自家製のソースが付いてきます。

衣のバランスが良く、海老の存在感、甘味を引き出すアシストをしています。たっぷりのお野菜を煮込んで作られた自家製ソースをつけていただくと、思わず仰け反ってしまいます。 無類の海老好きの弟は、たまに気を失ってます。

こちらは、うなぎもお得意。特選うな丼も見逃せません。身がしっかり、ふわふわです。要予約です。 平日限定で季節によって変わる麵料理も見逃せません。女将のオリジナル料理で他では食べたことない麺料理ですが、食べると懐かしいような、ほっとするような味付けでファンが多いです。

私は、秋冬のバージョンが好きかな。必ず、口の中やけどしますので、「ふうふう」多めでお願いします。

お料理は全体的にボリュームたっぷりですが、優しいお味なのでペロリといきましょう。夜のコースで出てくる、大好きなお料理が沢山ありますが、ここでは割愛します。 ちなみに、丁寧で気持ちの良い対応をしてくださるスタッフの方々が着用しているエプロンは、元町の某レース屋さんのらしいですよ。素敵な和モダン空間とマッチしてますね～。

春鶯亭 ひら

08. 萬珍樓 點心舗

中華街の老舗、萬珍楼の飲茶専門店です。飲茶は直訳ではお茶を飲むですが、中国の広州では古くから、おしゃべりしつつ、お茶を飲んで点心をつまむ文化があります。 昔は、飼っている鳥をかごに入れて持ちより、自慢大会したりもしたそうです。

広州に出張した際に、ホテルの飲茶屋さんで朝食をとって、仕事に出かけ、同じレストランで昼食をと思い入店したら、朝から同じ顔触れで楽しんでいるご年配の団体が何組かいて驚いた記憶があります。 少なくとも4時間近くも楽しんでいらしたわけで、飲茶はコミュニケーションのキラーコンテンツだなと思いました。アフターヌーンティー的な感じでしょうか？

前置きが長くなりましたが、萬珍楼点心舗は香港スタイルの飲茶で、老舗の貫禄たっぷりの安定した料理と行き届いた接客が売りです。 数ある料理のなかで、我々が必ず頼む3品は、海老の紙包み揚げ、黄ニラの蒸し餃子、大山鶏とクサヤチャーハンです。

海老の紙包み揚げは、海老や筍などをライスペーパーに包んで揚げたもの。衣がサクッと、中は海老プリです。一口かぶり付いてから、二口目は少しのお酢と辛子でいただくのが私流。

黄ニラの蒸し餃子は、米粉ベースの皮で海老と黄ニラを包んで蒸しあげたお料理。小麦粉の皮よりぷにぷにもっちりです。 普通のニラより癖が少なく、甘みが多い黄ニラが海老を引き立てます。こちらは、そのままいただくことにします。

大山鶏のクサヤチャーハンは、その名の通り鶏とクサヤのチャーハンです。正式名は違うかもしれません。広東語ではクサヤを「ハミユイ」というそうです。チャーハンのなかで最も好きです。 クサヤは癖はありますが、程よい塩気と独特の香りで大山鶏とお米のうま味を引き出します。イタリアンでのアンチョビの位置づけですかね。

レタスの千切りもアクセントに。レタス炒めるの賛成です。初めて食べたのが、30年以上前の香港で、以来このチャーハンの虜です。 一口目はそのまま、二口目はお店自慢の辣醤と別注の香菜（パクチー）を入れていただくのが私流です。レンゲが止まらない病にかかります。

そして、この辣醤は侮るなかれです。お土産コーナーで販売されているので、マストバイアイテムです。おうちでも大活躍ですよ。 その他、叉焼などのお肉の前菜もお勧め。この手は大店でないと自家製が難しいので。

会話とお料理とお茶を楽しむ素敵なランチになりますよ。お茶が合うということは、勿論！お酒との相性も抜群です！

萬珍樓 點心舗

まとめ

「最近お昼どこ行ってるの？お勧めある？」って聞かれたとき、ぱっと浮かぶお店です。お料理やお店のレビューは、完全に私見ですので、あくまで参考まで。 あと、我々家族はお料理が運ばれて来たら、パシャリよりガブリなので写真が少なくて申し訳ありません。

他にもまだまだご紹介したいお料理やお店もあるのですが、この記事を書いている最中にお腹が鳴りっぱなしなので、このあたりで中締めにいたします。

お買い物同様、お食事に関しても素敵な出会いがありますように。

※店舗情報は2023年01月時点のものになります。最新情報は各店舗へお問い合わせください。