麻はどんな素材?リネンとの違いは?近沢レース店の麻商品の魅力をお届け。

麻素材の魅力とは?

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当店は1901年(明治34年)、絹の輸出商として創業いたしました。生糸の貿易が盛んだった横浜にも拠点を据えており、その後、西洋文化の発信地であった横濱元町で、日本では珍しかったリネンストアーに転進することとなります。

いまもロゴには「LINEN STORE Yokohama Motomachi」と記載しているのは、そのためです。そこで今回は、麻素材の特徴や、これまで発売した麻素材を使用した当店のお品物をご紹介いたします。

麻素材の特徴について

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ここでは麻素材の素晴らしい特徴を知っていただきたいと思うのですが、その前に、良く、麻とリネンについて混同してしまうことがあるので、簡単に麻とリネンの違いというか、言葉の整理をしましょう!

麻は植物に含まれる繊維のことで、リネンは麻の一種です。では何故アパレルなどでは麻より、リネンという呼び名が多いのでしょうか?それは麻の中でもリネンは、中世の時代から、肌触りがしなやかで、優しく、その上とても繊維が強く、水に強いことから、洋服の素材として重宝されてきたからです。

更に繊維が細いので、チクチクしないので着心地がとても良いのです。したがって、アパレルや、もちろん当社でもお品物の素材として、麻の中でもリネンをチョイスしてモノづくりをすることが多いです。

今回は、麻、全般の特徴と、その中でも当店では麻製品のほとんどがリネンを使用しているため、リネンの特徴も含めて紹介していきます。

麻の代表的な特徴は5つあります。

1. 吸水性
2. 速乾性
3. 丈夫
4. 抗菌効果
5. 通気性

リネンはこれらに加えて、以下の2つの特徴などが挙げられます。

6. しなやかで滑らか
7. 繊維が細いので触り心地が良い

1〜4までの特徴は、ハンカチとしては最高だと思いませんか?そうです、実は、麻は夏の素材だと思われがちですが、ハンカチの素材としては、通年で最高のパフォーマンスを発揮するのです。

次に通気性に関して、洋服としてももちろん素晴らしい力を発揮するのですが、当店の人気アイテムである「日傘」にも素晴らしい効果があります。
一般的に日傘はUV効果が高いものが良いとされがちですが、UV効果を高めるための加工が施されているものは、熱が篭りやすいのです。日傘を刺していると、頭が熱くなってくるのを感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、当店の麻を使用している日傘は通気性が良いので、風抜けが良く、木陰にいるような感覚を味わっていただけます。

しなやかで、滑らか、そして触り心地が良い素材はアパレルとしてはもちろんのこと、ハンカチや、ピローケース(枕)などでも実感していただけると思います。洗えば洗うほどに、しなやかになり、ふわふわしてくるので、本当に気持ちいいのです!

また、先ほど紹介したように、中世の頃から親しまれているリネンはレースの糸としても用いられてきました。むしろ、その当時のレースはコットンよりも、麻素材のものの方が多かったとされています。

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画像:レティチェラ・レース

ここまでで、麻そして、麻の一種であるリネンの特徴はお分かりいただけましたでしょうか?吸水、速乾性に優れ、丈夫でしなやか、抗菌効果もあり、通気性が抜群な麻は様々なお品物にとって、最良の素材選択となるのです!

近沢レース店の麻商品紹介

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さて、今まで、麻の特徴をご紹介してきて、その素晴らしい特徴をご理解いただいたかと思いますが、ここからは近沢レース店が誇る麻製品のご紹介をしていきたいと思います。麻とレースの融合を是非お楽しみください!

当店が使用している麻は、ほとんどがリトアニアの麻を使っています。中世ヨーロッパ北部ではほとんどの女性がリネンの糸を紡ぐ仕事をしていたそうです。その時代からリネンの生産に携わってきたリトアニアで作られた生地は、世界各国、様々な産地でできた麻素材の中から、100年以上続く老舗の当店が厳選して、選び抜いた生地です。

このリトアニアの生地を使用して、様々な製品を世に生み出してまいりましたが、麻の特徴の通り、本当に丈夫で、それでいてしなやかな生地は、アパレルでも、インテリアでも、ハンカチでも、最高のパフォーマンスを発揮し続けております。毎日洗濯し、使えば使うほどふわふわとしてくる生地をお試しいただきたいです!

1. アパレル

当店は横浜元町にお店を構えた当初から、麻の開襟ブラウスを取り扱って参りました。その流を受け継いだ麻のウェアの今シーズンモデルの紹介です。

日本の暑い夏には欠かせない麻素材のブラウス、近沢レース店ならではのギュピールレースが持つ繊細さと豪華さが加わることでワンランクもツーランクもアップするリラックスリネンシリーズ。
創業当初から横浜元町のお客様に愛されてきた近沢レース店のリネンシャツシリーズは、生地そのものにこだわり抜いて、上質でしっかりとしたリトアニアリネンをチョイスし、それに合わせるレースは、とても印象的かつ独創的。おうち時間を快適に、より素敵な自分でいられるよう・・・
華やぎをもプラスした麻リラックスシリーズ。リラックスしながらも美しさがあるって、女性にとっては最高のウエア。ガーデンパーティでおもてなししたくなる、そんな気分にさせてくれます。

チュニックタイプ
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前あきで着安さ抜群のチュニックスタイル、裾部分に若干の揺らぎを持たせました。程よいあき加減のネック周りには、きちんと感がありつつもリラックスして着ていただけるようにいたしました。レースは、白。センターに走る白のレースボーダーは、細見えするシルエット。見た目にも涼し気な半そでスタイルです。

ブラウスタイプ
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1枚着るだけで様になるワンピースは、暑い夏の鉄板スタイル。袖も七分丈で日焼けや、冷房対策も安心。襟元の大胆なレースはインパクトがありながらもスタイルをバランスよく整えます。シンプルな形ながら、量感のある裾回りは着る人を選ばず、タウンにもリゾートにも大活躍しそう。

ワンピースタイプ
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シンプルな形状、身幅をゆったりめにとっているのでとても涼しく、リラックスして着ていただけます。裾回りに大胆なバテン調のレースを配置し、レースの透け感がインパクト大。パンツでもスカートでも合わせやすい丈感。胸元はシンプルなので、お手持ちのアクセサリーでオリジナルのアレンジを楽しんでいただけます。

2. インテリア

現在は販売を終了しておりますが、麻インテリアはご自宅用にもギフトにも大人気のシリーズでございました。

麻インテリア セビリア
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好きなものに囲まれて暮らす、なんて贅沢な暮らし。また、季節の移り変わりを感じて、インテリアに取り入れることは丁寧に暮らすことに通じます。
ゆったりとしたプリントの花柄を見ているとこちらまでリラックスした気分に。大きく深呼吸したくなる、そんな素敵な柄のインテリアシリーズです。綿麻の天然素地、おうちでお洗濯できるのでとても扱いやすく、清潔です。

インテリアシリーズはテーブルや飾りたい場所に応じて、様々なサイズを展開しております。当店のお客様の中には、高級家具に使うテーブルウェアは、天然素材じゃないと、家具が呼吸できない。そう仰る方もいらっしゃるくらい、天然素材の麻素材は需要があるのです。

3. ハンカチ

麻はハンカチに最高の素材。その麻生地とレースが融合したハンカチです。

レース付き麻ハンカチ
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麻ハンカチのおすすめの使い方!
近沢レース店では、男性の方へ『ポケットチーフ』としておすすめいたします。この二つの柄のレースはとても端正な仕上がり。スマートに胸ポケットを飾ります。
ぜひ、父の日、バレンタイン、バースデーのプレゼントとして送ってみてください。レースの話題も広がります。レースは決して女性だけのものではないのです!中世ヨーロッパでは男性の襟やカフスにレースが使われていました)

麻のハンカチの唯一の杞憂はシワになりやすいこと、かと思いますが、縁にレースをあしらって縫製をしているため、通常の麻ハンカチよりはシワになりにくいのです。
レースはポリエステル素材ですので、洗濯機でも洗えますし、手アイロンでも十分にお使いいただけます。麻にアイロンを当てた後の凛とした感じがお好きな方は、裏側からアイロンを当ててください。綺麗にピンっとしますよ。

4. 麻日傘

麻素材の日傘は通気性が良く、心地よい風を通します。頭に熱を籠ることを防いでくれ、熱中症対策にもぴったり。

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麻を生地に採用しているのには、理由があります。麻本来の特性です。 数ある特性の中で、紫外線遮蔽率、通気性、遮熱性が高いことがポイントです。

わたしたちが選んでいる日傘用のリトアニアリネンは、80%前半から90%中盤くらいまでの紫外線遮蔽率がございます(色によって紫外線遮蔽率が異なります)。あえて生地には、遮光や遮熱加工などの特殊加工を施しません。麻本来の通気性を感じていただきたいからです。
レースと麻生地の透け感、見た目にも涼し気で、夏の炎天下でも風が抜け、木陰にいるような感覚を味わっていただけます。

頭に熱がこもると疲労が抜けにくいといわれているのですが、麻の日傘であれば、涼しい風を感じられて快適にお過ごしいただけます。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?当店の代表的な麻のお品物たち。今シーズンも素敵に、快適に過ごせる麻シリーズは必見です!麻生地のアイテムで、暑い夏も涼しく快適にお過ごしいただけますように。別の記事で「日傘」についてもご紹介しておりますので、宜しければぜひご覧くださいませ。