ドイリーでいつもの生活をちょっぴり優雅に。おすすめの使い方やアイテムを紹介!
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- 2023.06.27.
16世紀にヨーロッパで誕生したレース編み「ドイリー」をご存じでしょうか。レースが好きな方ならご存じかもしれませんね。今回はドイリーの使い方やその魅力についてご紹介します。ご自分のライフスタイルやご自宅の雰囲気にあったドイリーが見つかるお手伝いができれば幸いです。
日常がかわいく華やぐ小さなレース「ドイリー」
ドイリーとは?
ドイリーはもともと食卓を彩る装飾品の一つとして親しまれていたレースで、フィンガーボウルやデザートなどの小さなお皿を置くために使用されていました。その美しさと繊細さから現在でも世界中で愛されています。日本では「レース編み」という呼び方でも広く知られています。
ドイリーは綿・麻・レース・刺繍などさまざまな技法や素材が使われており、1枚1枚大きく表情が異なります。個人の好みやインテリアの雰囲気、用途によって選ぶことができます。サイズも手のひらに収まるサイズからテーブルクロスのような大きなものまであり、1枚の中にレースの魅力がぎゅっと凝縮されています。一度ドイリーの美しさを知ってしまったらつい集めたくなってしまいますよ。
ドイリーとレースの歴史
ドイリーを含むレースは16世紀にヨーロッパで誕生しました。当時下着やドレスにも使用され貴族たちの間で非常に人気が高いもので、ドイリーも例外ではありませんでした。贅沢な素材で作られたドイリーは王室や貴族の晩餐会でこぞって使用されたそうです。テーブルの飾りつけに使用したり食器の下に敷いたり、豪華な会場を一層華やかにする役割を果たしていました。
当時、貴族が使用していたレースの多くはレース商人から買い付けたものでしたが、そのレースは貧しい女性たちが家計を助けるために編んでいました。レースの需要の高まりとともに、修道院や孤児院などでも収入を得るための重要なスキルとしてレース編みが教えられたそうです。こうして17世紀末から18世紀ごろにはドイリーは一般家庭にまで普及しました。
19世紀になると産業革命によりレースは手編みから機械を使った編み方へと変わっていきました。それらは手仕事と見紛うほどのクオリティで製造され、ドイリーは以前よりさらに気軽に入手できるものになったのです。
ドイリーの使い方や用途
ドイリーはレースのなかでも使い方の自由度が高いアイテムです。代表的な使い方をご紹介します。
01. テーブル装飾やコースターとして
一般的にドイリーは花瓶やインテリアのオブジェの下に引いたり、コースターやランチョンマットのように使います。さまざまなサイズのものがあるため使用目的に合わせて大きさを選んでみましょう。ドイリーはもともとお部屋やテーブルを飾る装飾として生まれたものですから、季節ごとに雰囲気を変えたりテーマに合わせて使い分けて楽しんだり、機能面以外で選ぶのもおすすめです。
コットンやレーヨンで編まれることの多いドイリーですが、最近では洗濯しやすいポリエステルのものも普及しています。食事などで汚れてしまう可能性があるときにはこのようなお手入れのしやすさで選ぶのもいいでしょう。
02. フレームに入れて飾る
美しいレース編みのドイリーはフレームにいれて絵画のように飾ることもできます。背景に黒い紙を入れて額に入れると繊細なレースが引き立ちより一層美しく、お部屋のアクセントにもなります。
03. インテリアの目隠しとして使う
ドイリーはパソコンのディスプレイにかけたり、鏡台に掛けておけばホコリを防ぎ目隠しとしても使用できます。普通の布ではなくドイリーを使用すれば美しいインテリアにもなります。
04. ラッピングに使う
薄い生地のドイリーや紙製のドイリーはプレゼントの包装紙がわりに使うこともできます。ラッピングの際に包装紙と一緒にドイリーを使用したり、ギフトボックスの中にドイリーを敷いてから包装すると一手間掛けた素敵なアクセントになります。レースの模様が可愛らしく、もらった方も嬉しい気持ちになりますね。
近沢レース店のドイリー
近沢レース店でも取り扱っているドイリーをご紹介します。本場から取り寄せたドイリーは気高くとても繊細。ご自宅でちょっぴり優雅なひとときをお過ごしください。
ヨーロピアンレース ドイリー26cm
ドイツで生産されたヨーロピアンレースの直径26cmのドイリーです。透かしの入ったギュピールレースが、ゴージャスで重厚感あるデザインとなっています。丈夫な仕上がりになっているので、インテリアとしてもご活用いただけます。
ご自宅用からご贈答用まで、幅広い用途におすすめです。
ヨーロピアンレース ドイリー30cm円形
直径30cmセンチのこちらのドイリーは、ダイニングテーブルの中央に置いたり花瓶の下に敷くとお部屋に優雅さをプラスしてくれます。ドイツ産のギュピールレースのクオリティと魅力をより身近に感じていただける1枚です。
今回ご紹介した商品以外にも、多彩なデザインやサイズバリエーションをご用意しています。この機会に、ドイツギュピールの魅力を身近なものに感じていただけたら嬉しいです。
まとめ
ドイリーは中世から生活や食卓を華やかに飾るアイテムとして親しまれてきました。それは現代でも変わりません。ホームパーティーや食事会など親しい人が集まる機会があれば、おもてなしの気持ちを込めてドイリーを使ってみてはいかがでしょうか?
また最近では、フレームに入れたりラッピングに使うなど食卓だけでなくさまざまな使い方が誕生しています。自分だけのドイリーの使い方を探してみるのも面白いかもしれませんね。