キルティング生地とは?素材などの特徴や魅力を紹介!
- コンテンツ
- 2024.10.15.
「キルティング生地」と聞くと、みなさんはどのようなアイテムをイメージするでしょうか。手芸で作るバッグ、クッションカバー、男性用のジャケット・・・などなどさまざまなイメージが浮かぶかも知れません。
「キルティング生地」は、使用する素材やステッチをアレンジすることでさまざまな顔を見せてくれます。
今回は老若男女問わず使用できるキルティング生地について、歴史から魅力まで詳しくご紹介します。
キルティング生地の特徴や素材について
「キルティング」とは、2枚の布の間に中綿を挟んで縫い上げる手芸の技法を使った生地のことを指します。中に詰めた綿が下がってくることもなく、生地内で均等に固定されるため耐久性や保温性に優れ、ダウンジャケットやコートなどに多く採用されています。
キルティング生地は元々は防寒用の生地として開発されましたが、ミシンの縫い目によってさまざまな模様が加えられることから、次第にデザイン性の高さもキルティングの魅力として知られるようになりました。
キルティング生地に使用される素材
キルティング生地の中綿には軽くて安価なポリエステル綿や、自然素材で柔らかい仕上がりになる天然コットン、高い保温性をもつダウンまでさまざまな素材が使われます。
用途によって素材を変えることで、さまざまな用途やスタイルに対応できる柔軟な生地になっているのです。
キルティング生地の歴史
キルティング生地は、古代エジプトや中国などで防寒用の敷物として作られたのが始まりといわれています。その後、7世紀ごろにはサラセン(イスラム帝国)の騎士が鎧の中に身につけていました。
十字軍の遠征によってヨーロッパに伝わり、保温力の高いキルティング生地は寒冷地で重宝されました。
普及していくにつれ実用性だけでなく装飾性も重視されるようになり、貴族や富裕層のファッションアイテムとして豪華な生地を使用したり凝った模様を施した装飾品が制作されていきました。
その後、ヨーロッパからアメリカ移民が渡ったことからキルティングの技術も広まります。
防寒着としてだけでなく、家庭や地域のコミュニケーションをつなぐキーアイテムとして、また芸術作品としてキルティングの技術はどんどん発展していきました。
「アメリカン・キルト」という名称を聞いたことがある方もいらっしゃるかも知れませんね。この時代につくられたのが、その原型です。
キルティング生地のおすすめポイント
キルティング生地にはたくさんのメリットがあり、それゆえさまざまな使い道があります。ここではキルティング生地の強みをご紹介します。
【キルティング生地のメリット1】丈夫で長持ちする
キルティング生地は2枚の布と中綿の3層で構成されており、何本ものステッチで固定されています。
一枚の織り生地と比べても丈夫で、アウターやバッグなど長く使うアイテムに使用しても生地がヨレたり形が崩れにくいのが特徴です。
【キルティング生地のメリット2】保温性が高い
キルティング生地ならではの3層構造は、あたたかい空気を含む層ができるため非常に保温性に優れています。
保温性だけを比較するとやはり羽毛を使用したダウンには劣りますが、コンパクトで安価、ファッション性に優れている点などメリットも多いです。
軽量でありながらも暖かさはしっかりと確保してくれるので寒い季節の衣服や寝具にぴったりです。
【キルティング生地のメリット3】デザイン性に富んでいる
使用する素材を変えたり、ステッチのパターンをアレンジすることでさまざまなデザインを表現できます。
デザイン性の高さを生かして「アメリカン・キルト」や「ヨーロピアンキルティング」、それを派生させた「パッチワークキルティング」などアートとしても馴染み深いものになっています。
キルティング生地はどのようなアイテムに使われているの?
ここまでに説明した通り、キルティング生地はその優れた機能性とデザイン性から多くのアイテムに活用されています。日常で何気なく使用しているものにもキルティングが使われていた、ということもあるかも知れません。
キルティングを使用したアイテムとして最も良くみられるのは、コートやジャケットのような冬用のアウターです。
保温性もファッション性も兼ね備えているキルティング生地は、どのような年齢層でも着やすく寒い冬でもスタイリッシュなコーディネートを楽しむことができます。
しっかり保温しつつゴワゴワしない厚みなので、ジャケットの裏地(ライニング)や、男性用の冬用ベストにもよく使用されています。
つぎに、バッグです。キルティング生地のバッグは耐久性に優れており軽量であり非常に実用性が高いアイテムといえるでしょう。クッション性もあるため、ふんわり柔らかくて上品な印象を与えてくれます。
また、赤ちゃん用のブランケットやおくるみにもキルティング生地はよく使われます。赤ちゃんを優しく包み、柔らかくて保温性の高いキルティング生地はまさにベビー用品にぴったりなのです。
身につけるもの以外にもブランケットやクッションカバー、ラグとしてキルティング生地はよく使用されています。クッションカバーなどはご自宅で使用していらっしゃる方も多いかも知れませんね。
肉厚でステッチの効いたデザインのキルティングは、機能的な防寒だけでなく室内に温かみのある空間を提供してくれます。
近沢レース店のキルティング生地アイテム
近沢レース店でも、キルティング生地を使用したアイテムを取り扱っています。
特徴的なキルティングのステッチと、当店のオリジナルレースが作り出す世界観は近沢レース店ならでは。お気に入りのお化粧品や小物たちを入れて、お出かけのお供にぜひどうぞ。
キルティングポーチ/ラウンド
ころんとしたシルエットがキルティング素材と良くマッチしている「ラウンドポーチ」。大きく間口が開くので中身が探しやすく使い勝手バツグンです。ポーチの中には内ポケットがひとつついているので、細かなものを仕分けるのにも便利です。
キルティング生地のポーチは涼しくなってきたこれからの季節にぴったりなアイテム。ふっくらとしていて柔らかい触り心地が、使うたびにあたたかな気持ちにしてくれます。
お花な形をあしらったキルティングの刺繍パターンは、他ではなかなか見つけられない珍しいアイテムですよ。
さらに、タオルハンカチとおなじレースをあしらっているため、セットでお持ちいただくのもおすすめです。
キルティングポーチ/フラット
こちらはラウンドポーチと同じキルティング生地を使用したフラットポーチです。背面にはポケットティッシュが収納できるようになっており、コンパクトに持ち運べます。
ラウンドポーチと比べてマチが薄いため、小さなバッグやポケットの中にいれても嵩張らないのも魅力です。
まとめ
今回はキルティング生地についてご紹介しました。キルティング生地は保温性や耐久性、デザインに優れた魅力的な素材です。ふんわりとした質感は、肌寒くなってくるこれからの季節にまさにピッタリです。
機能性に優れているだけでなく見た目の可愛らしさや上品さも兼ね揃えており、どんな人でも使いやすい素材です。
ぜひ今年の秋冬は日常のアイテムにキルティング生地を取り入れて、快適でおしゃれな生活をたのしんでみてくださいね。
コンテンツ一覧
Contents
- コンテンツ
- 2024.11.28.
「雑貨のテーマパーク」銀座ロフトさまに近沢レース店の魅力をインタビュー
- コンテンツ
- 2024.11.22.
【福袋2025】お正月にちなんだモチーフのアイテム盛りだくさん!近沢レース店の福袋
- コンテンツ
- 2024.11.12.