綿・麻製品のお手入れ
- 中性洗剤を使用し、手洗いが最適です。
- 漂白剤入りの洗剤、特に塩素系洗剤の使用を避けてください。
- 色物に関しては、長時間水に浸けておいたり、温水で洗濯をすると色落ちする恐れがありますので、ご注意ください。
- 日光乾燥、ただし蛍光漂白のものや色物はなるべく陰干ししてください。
- 直射日光には長時間あてないようにしてください。
保管について
日光や強い蛍光灯は黄変を起こし、生地を傷める原因となりますので注意してください。 保管場所は湿気の少ない通気性の良い場所に保管してください。
防虫・防かび剤の使用をおすすめします。
合成繊維製品のお手入れ
- 中性または弱アルカリ性洗剤を水かぬるま湯に溶かして洗ってください。
- 脱水に関しては、水をあまり切らずにダラ干ししてください。
- 化学繊維には高温に弱いものがあります。アイロンがけは温度設定を低めにし、変色や収縮がないかを確認しながらかけてください。
- 素材の特性として、静電気を帯びやすいのでご注意ください。
レース・刺繍製品のお手入れ
- 繊維素材に関わらず、レースや刺繍を施した商品は大変デリケートです。お取扱には充分ご注意ください。
- お洗濯は優しく手洗いするようにしてください。
- 総レース製品に関してはレースの風合いを損なわないよう、水洗いは避けてください。
シルク製品のお手入れ
- 基本的には、ドライクリーニングをおすすめします。
- クリーニング店に出す時には素材がシルクであることを伝え、シミなどがある時は特にその箇所を知らせるようにしましょう。
- シミ等がついた時は、下手にいじらずに早めにクリーニングに出すようにします。ご自宅で洗濯をなさる場合には、多少光沢が失われた り、縮みが発生する場合がありますのでご了承ください。
洗濯方法
- 洗剤はシルク専用のものを使用し、30度前後のぬるま湯で手洗いします。
- 洗濯後はタオルに包んで軽く押し絞りをして形を整えて、風通しの良い日陰に干します。
- 脱水機のご使用はしわの原因になります。
アイロンのかけ方
- 薄手の木綿をあて布にして、120~130度の中温で軽くかけます。
保管について
日光や強い紫外線は黄変の原因になりますのでご注意ください。
シルクは害虫が好む繊維なので防虫剤を絶やさないようにしてください。そのとき防虫剤が直接布に当たらないようにし、風通しの良い所とこに保管します。
日傘のお手入れ
- 汚れに気がついたら固く絞った濡れタオルで拭いてください。その後広げてよく乾かします。
- 当社の日傘は天然の麻素材を使用しております。そのため、多少黄ばみが発生する場合があります。通常のお手入れは以下のことにご注意ください。
洗濯方法
- 中性洗剤を使用して、広げてスポンジ等で手早く洗ってください。特に汚れのひどい所や細やかな所を洗うときは歯ブラシを使用すると便利です。尚、木の柄の部分はビニ ールで覆っておくと濡れるのを防ぐことが出来ます。
- すすぐ時は、シャワー等を利用し て完全に洗剤分を洗い流してください。洗い終わりましたら、広げて骨の間の水分をタオル等でふき取り、日向において完全に乾かします。骨の間に湿り気が残っていると、サビが発生し、生地の汚れの原因になりますので注意しましょう。洗濯・乾燥までを出来るだけ短時間で終えるようにしてください。
- アイロンをかける場合は広げて下にタオル等を敷き、裏から一面づつあてるようにすると良いでしょう。
保管について
汚れを落としたら、清潔な布・紙にくるんで通気性の良い場所に保管してください。
レースの洗濯方法
Washing Method
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Step 1.洗剤
綿:一般洗濯用合成洗剤。
麻、ウール:中性洗剤。縮みが少なく黄ばまず風合いを保ちます。 -
Step 2.洗う
手洗いが基本です。
「押し洗い」「振り洗い」で優しく扱ってください。
※洗濯機を使用する際はボタン・ファスナーを止めネットに入れて短時間で洗濯してください。
※他のものとは一緒に洗わないでください。 -
Step 3.すすぎ
扱いは丁寧に、洗剤の残らないように何度もすすぎましょう。
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Step 4.絞る
洗濯機の時は短時間で脱水してください。押し絞りねじらないでください。
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Step 5.のりづけ
薄めにむらなくつけてください。
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Step 6.干す
小さなもの
板の上にビニールを敷きレースを置いてピンで止めて干してください。
大きなもの
風通しがよく直接日光が当たらない場所に干し、型をよく整えて完全に乾かしてください。
アイロンのかけ方
How to Iron
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Step 1.霧吹き
充分に湿らせてよく形を整えます。
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Step 2.アイロン台
・毛布や、バスタオルなどを敷く。
・スチームアイロンはドライにして使用してください。
・アイロン台が柔らかいと、刺繍、アップリケがつぶれずにきれいに仕上がります。 -
Step 3.アイロンのかけ方
生地の部分は引っ張って伸びないタテ方向からかける。
レース部分は伸びるので、生地部分を先に広げるつもりで引っ張りながらできるだけ手早くかけます。右図のようにアイロンの横腹を使うとひっかかりません。
前向きにのみ力を入れて、手前に引くときは力を抜きましょう。 -
Step 4.アイロンをかける順番
1. 最初に表からかけます。
中央から四方へ形を整える程度に軽くかけます。
2. 仕上げに裏をかけます。
生地のフチ、細かいところをていねいに、アップリケ刺繍の厚いところは乾かすようにかけます。
レースについて
Lace
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レースの歴史
誕生から繁栄、衰退・再興。レースがこれまで歩んできた歴史をご紹介。
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お手入れ方法
レースは正しくお手入れしていただくことで長くお使いいただけます。レースのお手入れ方法についてご紹介。
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レースの種類
レースにはたくさんの種類があります。レースを語る上でかかせないレースの種類についてご紹介。
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アンティーク・レース鑑定家
長年当店とお付き合いいただいている、アンティークレース鑑定士のダイアン・クライス氏についてご紹介。